【S8構築記事】のびしろはむげんだい*かばらっきーばれる【最終860位/レート1945】
プロローグ ~シーズン8は反省の季節でした~
みなさんどうもこんにちは。みえいです。今期は本当に勝てないシーズンでした。最終順位は860位と、なんとか3桁に滑りこんだものの、目標としていたレート2000を達成することは叶いませんでした。とても悔しいです。改めて、ポケモン対戦と真摯に向き合い、誠実な心持ちで対戦へと取り組むことの重要性を実感しました。次期の踏み台の為に、今期使用したPTについてまとめておきたいと思います。以下エピローグまで常体で失礼します。
1.構築概要
コンセプト:エースの圧力によってダイマを強要し、受け攻めスイッチを試みる。
基本選出:から1体・から2体
エースのポケモンを初手に出して相手にダイマを強要した後、裏の受けポケモンで相手のダイマターンを枯らして自陣のエースを通す、1-2-1サイクルみたいな動きを心掛けていた。
2.個体紹介
エースバーン
性格 :おっとり
実数値 :155-161(196)-85-128(252)-95-147(60)
調整意図:跳び膝蹴り+キョダイカキュウでHBアッキが確定落ち。
ダイサンダーでHB特化を68%で確定1発。
最速抜き
ダウンロード調整(A↑)
参考にした調整↓
所感
エスバを威嚇・カウンター・アッキの実で見ている構築に対して、かなり刺さりが良かった。個人的にかなり信頼して選出していたエース枠。
ダイサンダーは、ギャラのメタとしてだけではなく、ダイジェットを打ってきた相手のエスバへのカウンター技、あくび対策としても非常に優秀な技だった。
ブラバではなくオバヒを採用しているのは、非DM時に隙を見せない為。キョダイカキュウの威力は炎技であれば全て160で統一なので、命中安定の火炎放射の採用も一考の余地あり。
努力値に猶予がないため仕方がないが、ウーラオスやドリュウズが抜けていない点が非常に辛かった。今期の構築記事で様々なエスバを鑑賞できることを期待している。
ドラパルト
性格 :いじっぱり
実数値 :163-189(252)-95-×-96(4)-194(252)
調整意図:ダイドラグーンでDMが高乱数2発(珠ダメ込み確2)
ドラゴンアローでB4振りが確定2発
所感
最後までうまく扱うことができなかったポケモン。相手のサイクルに予想外の負荷をかけてDMを誘発させる動きは強かった。
半面、最速ではないことが相手にばれてしまった時のデメリットがとても大きかった。(化石ポケモン・ミラー)最速で運用したかったが、A特化することによるメリットが大きく、変えられなかった。(最速だと対面からエスバに殴り勝てない)
基本的にドラゴンアローを打つポケモンなので、打つ機会の少ないとんぼを切り、変わりに終盤増加したフェアリータイプへ負荷をかけられるはがつばを採用した。不意打ちはDM後に手が付けられなくなった相手のポケモンに対して、裏の受け駒を切って無理やり処理しに行くという動きが非常に強いため、保険のような感覚で運用していた。技構成の使用感は今期のところは非常に手に馴染んだ。
トゲキッス
性格 :おくびょう
実数値 :191(244)-×-116(4)-141(4)-136(4)-145(252)
調整意図:S↑で抜き及びミラー意識最速。
H=16n-1(天候ダメ等最小)。余り振り分け。
所感
受け駒の基本選出がカバラッキーである為、ゴリランダー・両ウーラオスを受けることが非常に難しいことから、それらに明確に強いATとして非常に重宝した。
もともとはラム陽射しで使っていたが、ラム1つだけで対策できるほど甘くはない状態異常環境であったので、状態異常を受けつつも積んで、眠って全快できるねむカゴ型を採用した。原案はあるてま*君より。麻痺状態で、相手の下から眠り、上からダイジェットを積めるこの型は今環境によくマッチした型だったと思う。
Sラインは1ジェットでドラパルトやその他ドラパルト抜き調整を行っているポケモン達をまとめて抜くために最速で運用したが、今期はミラーが頻発したため、怯ませゲーミングに勝利する為、最速運用は必須だったと感じている。
マジフレはポリ2意識。火力のないアシレなどにも刺さった。
カバルドン
性格 :わんぱく
実数値 :215(252)-133(4)-187(252)-×-92-67
調整意図:HB特化。調整の余地あり。
所感
対エスバポケモン。エスバがいたら確定選出。自分が使っていたACエスバのような型のそれに絶対に勝てないのが唯一の難点。ラム持ちは火力がないため受けきることができ、珠持ちはあくびで処理が間に合う為、基本的に相手の物理ポケモンは完封できた。珠パッチラのダイドラから入られるパターンのみお手上げ。(アッキが発動しても受からない)
特性がすなのちからになっているのは、同時に選出するモロバレルの襷やラッキーの体力を無駄に削らないようにする為。しかし、相手のサイクルに負荷をかける上で、砂が欲しいと思った場面も多く、一長一短であると感じた。
構築単位でギャラドスが重いため、エスバのエレキボールと同様に、かみなりのキバを採用した。この技は、有効打がないと踏んで悠長に巧むキッスや、飛び跳ねておけば被弾することがないと勘違いしているエースバーンをわからせる上でも非常に重宝した。(ステロが欲しくなる場面はあったが、マスト度としては雷キバ採用の方が高かった)
ラッキー
性格 :ずぶとい
実数値 :325-×-62(252)-×-155(236)-73(20)
調整意図:耐久値の効率が良くなるBD振り。(B特化、S20振り、余りD)
S↓↓(麻痺状態)最速抜き
所感
本構築のMVP。特殊耐久は言わずもがな、驚くほどの物理耐久で、カバやバレルの介護をしてくれた。体力が満タンであれば、エスバの膝、パッチラのでんくち、ウオノラのエラがみを耐える始末。鉢巻ゴリラのグラスラは草込みでぎりぎりたまごうみが受かるため、5ターン耐久して投げにいくこともできた。また電磁波を入れることで、典型的なアッキミミの上をとることができるため、一生あまえてTODするなど、数多くの勝ち筋を切り拓けるポケモンであったと思う。来期の活躍にも期待。
自然回復という特性もぶっ壊れで、初手の状態異常撒きの攻撃をこのポケモンに受けてもらい、実質無効にすることができる点が非常に偉かった。
モロバレル
性格 :のんき
実数値 :221(252)-×-134(252)-105-101(4)-31(個体値0)
調整意図:HB特化。後攻催眠を行いたいので最遅運用(一考の余地あり)
所感
補完枠。対ゴリラ、ウーラオスに対して強くでられるほか、飛行技を持たない物理ATに対して無類の強さを誇った。4つの技全てが優秀で、起点回避及び相手の積み行動へのリスク付けがこの1匹で全てできてしまった。
また、構築相性の悪い相手に対しては、初手に出していき、襷を盾に無理やり眠らせてトゲキッスで積んだり、DMを誘発させて受けきるなどの動きができた。
唯一の難点が役割対象の悪ウーラオスが鉢巻を持っていた場合、受け出しが全く成立しないこと。その他ジェットの起点になってしまったりするので、扱いが難しいポケモンであったと感じる。
3.課題
重かったポケモンなど、思い当たる順に。
・電磁波を打ってくる全てのポケモン。
・鉢巻悪ウーラオス
・スカーフ水ウーラオス
・剣舞ゴリランダー
・両刀膝所持エースバーン
・両刀ギガインパクト持ちポリ2
・スカーフイエッサン
・ボディプレ持ちナットレイ
・ボディプレ持ちジバコイル
・ひざし持ち最速キッス
etc...
本構築は基本的に、相手のエース並びで見る構築ではなく、1匹1匹に役割を持たせて、選出する構築である為、「エスバパッチゴリラウーラオスキッスポリ2」のような、こちらの受けポケ3体を全員選出したくなるような構築に対しての対処が非常に難しかった。受けポケ3体の選出はPTのパワーがないため、ステロを有さないPTにおいては勝ち筋を見出すことが難しく、必ずエースポケモンを1体選出する必要があったので、以上のような場合には、いかに苦手な相手に隙をみせずに立ち回れるか、常に裏を意識しながら立ち回る必要性があった。このような立ち回りの部分を洗練することでなんとかなる部分もあれば、やはり構築単位できつい部分も大いにあったので、エースポケモンの詳細を中心に見直していきたいと思う。
エピローグ~来期に向けて~
というわけで、来期のステップの為に今期の構築をまとめました。来期はこの構築をもう少し詰めて闘っていきたいと思います。ここまでご高覧頂き、誠にありがとうございました。
YouTobeチャンネル、運営しています。これから四苦八苦する様子を生配信でお届けすると思いますので、是非遊びに来てください!
メインROM TN:ミエイ 579戦312勝267敗 最終860位 最終レート1945
Special Thanks
2020年8月1日 みえい