【S13思考整理】受け攻めスイッチで勝ちたい!
※自分用の反省記事です。
1.構築概要
コンセプト
相手に大きな圧力をかけられる攻め駒を初手に置き、受け攻めの択をつくる。
初手DMから数的有利を取って受け駒でスイープする。
受け2サイクルでエースを通す盤面を作り、攻め駒で全抜きする。
選出
基本選出
++
攻め2+クッション
++
受け選出
2.構築経緯
軸の設定
自身が受け攻めのスタイルを確立したかったため、攻め1+受け2の選出を基本にできる構築作りを目指した。
初め、攻め役にはを起用したが、メタがきつかったことと、ミラーが不毛だったことを理由に似たような働きが期待できるを採用した。最終盤には悪戯心のクッション型が増えていたので、型誤認によるイージーウィンも狙っての起用だった。
受け駒には、最初に受け攻めの鉄板であるを採用。その後、はと氷が一貫してしまう点、例によって積みATに弱い点(が隙を生んでしまう)を鑑みて、特性が天然のに変更して運用した。またに関しては、こちらも毎度の如く終盤に増加する鉢巻を受ける回数を極力減らすため、マジシャを搭載するべくへの変更を余儀なくされた。
こうして基本選出となるが完成した。
補完
が草結び媒体のソウゲンでを落とせないこと、一度ステロを撒かれてしまうと、再度展開すること難しくなってしまう為、ステロあくび展開に投げられるを採用。今期中盤まで流行していたステロ展開からを通す構築はの足を奪う手段を電磁波に頼っていた為、こちらも環境への刺さりは非常に良いと感じての採用だった。
また物理受けとしてのが基本的に数値不足であること、を止められないことから、に対して後投げとDMを確認してからDMで切り返すことが可能なを2枚目の物理受けとして採用。
最後の枠には襷剣舞3Wのを入れて使っていたが、終盤の環境への刺さりが悪かったこと、の3枚では相手のHBが崩せないことから、受け攻めと相性が良い高速襷アタッカーであるところのを採用して構築が完成した。
3.個体解説
ボルトロス
性格 :ようき
実数値 :155(4)-167(252)-90-×-100‐179(252)
調整意図:AS振り切り
シーズン13は「VC/電磁波/怪電波@1」のクッションのようなボルトロスからエースを展開する構築が強く、随所で(というほど流行していたわけではないが…)クッション型ボルトロスを観測した。その中で、バンギ・ポリ2・ランドなどが後投げされている(=負けん気AT型を切った行動)状況から、アタッカー採用に踏み切ったところ、とても良く刺さった。
草結びはサンダー対面安定して打てるギガインパクトと選択だったが、ラグラージや後投げされるドサイドンに打つ機会が多かった為、採用して正解だったと思う。
ステロダメ1/4と低耐久が珠に傷で、再展開するのが難しく、受けから攻めにスイッチする展開では扱いが非常に難しかった。
エースバーン
性格 :いじっぱり
実数値 :155-184(252)-95-×-96(4)-171(252)
調整意図:AS振り切り/最速抜き
余りD(DL調整)
前述の通り、ステロ+状態異常による展開系の構築に投げる枠。今期は最終盤マークが薄くなっていたのか、ラムエースバーンの通りが特によかったと感じる。
本来は「火球/膝/跳ね/ビルド」で採用するのが一般的であると思うが、サンダーと打ち合う上でアタック媒体の技が必須だった事、ジェットがないエースバーンを扱うのが苦手である事から以上のような4W型で使用したが、アッキカバに勝てなくなってしまうので「火球/膝/捨て身/ビルド」のような型で運用するのが良かったと思う。
インパクトでなく捨て身なのは、インパクト使用後の1ターンが隙になって相手のBBなどの起点になってしまうのを嫌ったため。火力不足感は特に感じなかった。
フェローチェ
性格 :ようき
実数値 :146-189(252)-57-×-58(4)-223(252)
調整意図:AS振り切り/ &ミラー意識最速
余りD(DL調整)
PTに氷打点が少ないので、構築単位で重たい竜タイプを相手にするときに非常に重宝した、が、トリプルアクセルは外れる技(かつ替えが効かない技)なので相変わらず不安定なポケモンだった。アクセルが当たれば勝てる、外したら勝てない、といった感じ。
最終日この構築に出てくる悪ウーラオスは鉢巻を持っている個体がほとんどであった他、フェローチェをドヒドイデでしか見られない構築も多くあったので、4枠目はドリルライナーでも良いのかもしれない。(HBヒトデにアースが6割しか入らないけど)
1/3追記)Haru君(@Haru_poke0216)と通話した際に、鉢巻フェローチェ及び襷悪ウーラオスを確1にできる「にどげり」採用の可能性を提示頂きました。
ナマコブシ
性格 :ずぶとい
実数値 :162(252)-×-200(252)-×-151(4)-25
調整意図:HB振り切り
柔らかすぎ(><)多くの珠アタッカーのダイマ技への受け出しが不可能。そのため、珠アタッカーへの受け出しはDMターンを相手が1ターン消化しているときのみに限られる。(3ターン目守って、DM切れてから再生でHP管理。)
しかし、DMが切れてしまえば、アッキ込みで受からない攻撃がほぼ存在せず、水浸し+毒で完封できる試合が多かったので非常に強く、積み技やBBで受けポケを見ている構築が多い今環境に間違いなく刺さっているポケモンだった。
カウンターがめちゃくちゃ欲しかったが、ドリュウズとナットレイに勝てなくなるので水浸しと守るが必須だった為、採用を見送った。その為、挑発ウーラオスには即降参しなければならない点がネック。
カイリュー
性格 :のうてんき
実数値 :198(252)-154-161(252)-120-108-101(4)
調整意図:HB振り切り
主にナマコブシが受けられないカミツルギやゴリランダーを見る枠。しかし、その耐久力には目を見張るものがあり、ナマコブシが柔らかいことも相まって、ブリザポスやボーマンダ、ミミッキュなどがいない構築に積極的に投げた。
本来は「エアスラ/放射/冷b/羽」で採用したかったが、特にレジエレキをはじめとしたポケモンでボルチェンしてサイクルをまわす構築に100%勝てなかったので、泣く泣く一番エアスラを切って地震を採用した。2サイクル目受けだされたタイミングで当てて倒す。副産物として、バンギラスなど、カイリューが受け続けるのが辛い岩タイプに強くなる。勿論ジェットを打ちたい場面も多々あったので技構成は諸説。汎用性考えたら絶対「エアスラ/放射/冷b/羽」が一番安定すると思う。
ハピナス
性格 :おだやか
実数値 :337(52)-×-62(252)-114(148)‐172(12)-76(4)
調整意図:H→16n+1(残飯最大効率)
B→振り切り
C→H175をマジシャで確定1発
D→余り
ステルスロックをサイクルの中で自然に撒くことができる最強のポケモン。本当はラッキーを使いたかったが、いつもの如く鉢巻ウーラオスがどうにもならなかった為、最終日前日に変更した。ウーラオスが出てくるタイミングで無理やりマジカルシャインを撃たなければならなかったので、ステロを撒くことができるターンが1ターン(もしくは1サイクル)遅くなるのが非常にストレスだった。
物理方面の耐久がラッキーのほぼ半分になってしまう為、サイクル内での立ち回り自体は非常にシビアなものを要求された。特殊相手は相変わらず最強で残飯を持てる分、ラッキーより安定していたと思う。
※対戦ではひかえめで使ってましたが、上記のようにおだやかで使用するとSに振る4の分努力値得するらしいです。教えてくれた友達ありがと!
4.苦手な並び・ポケモン
+をはじめとしたトンボル。エレキ入りには受け3選出を強いられた。
++のように、受けの範囲が分散してしまう構築。
+のように、アタッカーの技範囲が一貫しない構築。
他、全ての珠AT。特に
5.総括
敗因の8割がナマコブシを足掛かりにサイクルを破壊されたこと(相手の物理エースによる全抜き)だった。積みATへの回答として、あの枠は天然でなければならなかったが、それでも相手のDMを絡めた高火力を受けきる事ができなかった。ということは、物理ATへの受け出しを極力減らすという考え方をした方が良いかもしれない。マジカルシャインを搭載したハピナスなどはその1つだろうが、鉢巻ウーラオス以上にやはり積みATが脅威であることから、甘えるラッキー+ウーラオス受け(マッシブ―ン、カプ:ブルル)のような並びを試してみるのが良いように思われる。
攻め枠に関しては、トリプルアクセルが外れることに目を瞑ればフェローチェは安定しているが、ボルト・エスバの2枠に関してはまだ考察の余地があると感じる。受け攻めを扱うにあたって、一番きつい相手の行動がステロあくびとトンボルサイクルなので、「ステロを撒かせない」「トンボル要員に強い、若しくはボルチェンを打たせない」といった性能を持ったエースが欲しいと感じる。
今期は受け攻めをコンセプトにした構築が多く存在するように思えるので、結果を残した構築記事を読んで参考にしたい。
最終日一回だけ3桁タッチしたけどそれ以上勝てず。最終宇宙。
2021年1月2日 みえい