唯だひとつ 永きに弥る ものがたり

ポケモン剣盾における構築記事やメモ落とします。

【S6構築記事】水浴びバンギラス*砂浴びアーマーガア スタンダード【初1900到達記念】

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 プロローグ ~シーズン6おつかれさまでした~

 みなさんどうもこんにちは!ミエイと申します!初めましての方もそうでない方も、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!この度は人生で初めて真面目に全力でポケモンをやって、レート1900を達成することができましたので記念として、そして次への挑戦のステップの為に構築記事を残しておこうと思います。

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 是非お付き合いください!…と申し上げたいところなんですが、ミエイは物事を簡潔にまとめることが苦手だし、わかりやすい構築記事は強い人がたくさん提供してくださると思うんですよね。そこでミエイはめちゃくちゃ濃く掘り下げていく感じでガッツリ書きたいと思います(笑)時間がない方は是非2章の概要だけ目を通してくださったら本当に嬉しいです。時間がある方は是非ミエイの自分語にがっつりつきあってやってください!
 以下エピローグまで常体で失礼します。

1.構築概要

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コンセプト:特殊はバンギで物理はガアで受けて@1で補完!ダイマは基本後切り!

バンギラス アーマーガア トリトドン ドヒドイデ ドリュウズ カビゴン

バンギラス :ひかえめ  H92-A68-C180-D156-S12
アーマーガア:ずぶとい  H252-B252-D4
トリトドン :おだやか  H252-B4-D252
ドヒドイデ :ずぶとい  H252-B252-D4
ドリュウズ :いじっぱり A252-B44-S212
カビゴン  :しんちょう H108-A140-B4-D244-S12(※キョダイ個体)

基本選出 バンギラス アーマーガア@1
ロトム水 ギルガルド いたら トリトドン
ヒヒダルマ氷 ウオノラゴン アシレーヌ エースバーンいたら ドヒドイデ
パッチラゴン ピクシー いたら ドリュウズ
ロトム草 その他特殊ポケ多かったら カビゴン
※役割対象が分散していて、3体に絞ることが難しい場合もあったがそのあたりはうまいこと誤魔化すしかなかった。詳細後述。

初手におくポケモンアーマーガア ドヒドイデ であることが多かった。

勝ち筋は大きく分けて以下の2パターン
①サイクルを回して数的有利を取り、そのままサイクルの有利押し付け。
ドリュウズで全抜き。

きついポケモン
①積みポケ全般 → トゲキッス ロトム水 カジリガメ ホルード アーマーガアetc…
②あくび構築  → カビゴン コータス ブラッキー カバルドン
ナットレイ  → ナットレイ (S6を舐めていたのかもしれない)
④ドラパルト  → ドラパルト(8世代を舐めていたのかもしれない)
以下、構築詳細について長々と述べていくこととする。

2.構築経緯

 S5終盤から流行りはじめ、S6前半に猛威を振るっていた(?)ラプラスミミッキュの並びを確実に止めるため、カタログスペックも保障されており、ミエイの嫁枠でもあるバンギラスが活躍できそうなバンギラス アーマーガアの並びから組み始めた。(特殊受けのバンギラス&物理受けのアーマーガア) このサイクルはロトム水に対して何もできないので、100有利をつけられるトリトドンを採用し、基本選出とした。はじめ、パーティーのコンセプトを「悠長に積ませずに相手にダイマックスを切らせてサイクルで受けきってスイープする」方向性で考えていたので、4匹目には相手のダイマを誘発させやすい高火力アタッカーのヒヒダルマ氷を採用。ヒヒダルマを動かすにあたって明確な引き先が必要になるということ、サイクルを回す上でダイマ適正の高いポケモンが多い方が良いことを鑑み、裏に無難にかたいHB食べ残しのカビゴンを置き、カビゴンと組ませやすく、ここまで不足していた特殊の火力を補えるドラパルトを6匹目に据えることとしてはじめに以下のような並びが完成した。ここから構築の変遷をまとめていく。

 

   バンギラス  アーマーガア トリトドン ヒヒダルマ氷 カビゴン ドラパルト

 

  •  アーマーガアをHS弱保ビルドで使っていたが、鬼祟ドラパルトがキツすぎて持ち物をラムの実に変更。
  • ヒヒダルマ氷をスカーフDS振りで使っていたが、火力不足感が否めず、ヒヒダルマ氷タチフサグマ対面が安定しなかったこともあり、持ち物を襷に変更しAS振りに変更。
  • HSアーマーガアが相手ののろいカビゴンに何もできず、物理耐久も中途半端で受け出しも安定しなかったのでHB鉄壁ボディプレ型に変更。
  • ここまで格闘タイプへの一貫がひどく、抜き性能の低さから純正受けループがきついこと、併せてパーティーの特殊火力、炎技持ちが極端に少なくなってしまっていたので、浮いていたカビゴンの枠をスカーフトゲキッスに変更。
  • ここでカビゴンがパーティーから姿を消したことにより残飯が余ったので、トリトドンの持ち物をオボンから残飯に変更、浮いたオボンをアーマーガアに持たせる。
  • アーマーガアを受けに特化させたことによりパーティーの抜き性能が低下したこと、アッキ天然ピクシーが重かったのでヒヒダルマ氷をすなかき珠ドリュウズに変更。
  • ヒヒダルマ氷が消えたことで、相手のヒヒダルマ氷ウオノラゴンパッチラゴン(ガラル3バカトリオ)に抗う術がなくなってしまったのでドラパルトの型を襷不意打ち型に変更。
  • 上記の変更を施しても依然としヒヒダルマ氷が重たいこと、トリトドンバンギラスで受けられない草技持ちのアシレーヌを見るため、スカーフトゲキッスの枠を汎用的なHBトーチカドヒドイデに変更。パッチラゴンドリュウズで見ることを決意。
  • 同時に、バンギラスのすなおこしとシナジーが悪かった襷ドラパルトを特殊型に戻し、珠がドリュウズにとられていたのでメガネ型で採用した。この変更によりパーティーの炎技も補完した。
  • ここまでで残飯みがわり型のドラパルトアシレーヌに抗う術が乏しく、サイクルの中でドヒドイデが毒を打ちたい相手にどくどくを打つ暇がなかったため、相手の交代際などに打てるどくびしに変更。
  • ロトム水以外の特殊受けをほぼ全てバンギラスが担っており、過労死寸前で負け筋になっていたので、自身がうまいこと動かせていなかったドラパルトをHD混乱実カビゴンに変更。

  ↓ 以上の変遷を辿って以下の構築に辿り着いた。

 

   バンギラス アーマーガア トリトドン ドヒドイデ ドリュウズ カビゴン

 

 尚、本構築は最終日の明け方ギリギリまで様々な調整を施し、試行錯誤が終わらぬままシーズンが終了してしまった為、まだ明確な課題がたくさんある。詳細は4章で振り返りたいと思うが、次シーズンもこのパーティーを軸に戦い、さらなる調整を施したいと考えている。

3.個体紹介

 長文駄文となること予めお詫び申し上げます。

バンギラス

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 本個体は以下のアンダーソンさんの調整を参考に行われております。引用ご快諾頂きましたアンダーソンさんにこの場をお借りして御礼申し上げます。
(引用元と若干調整が異なります。ご容赦ください。)

anderson21.hatenablog.com

性格  :ひかえめ
実数値 :187(92)-146(68)-130(0)-151(180)-140(156)-83(12)
役割対象:トゲキッス ラプラス 鬼祟ドラパ (ナットレイ)
調整意図:

HD:特化珠トゲキッスのダイフェアリー確定3発
A:H特化ダイマトゲキッスをダイロックで乱数2発(砂込み確定2発)
C:H特化D4振りナットレイだいもんじで確定1発
  H特化D4振りアーマーガアをだいもんじで確定2発
  H252A0ドラパルトをイカサマで確定1発
  みがわりを一度張ったH252ドラパルトをバークアウトで確定1発
S:ミラー意識4振りバンギラス抜き

 Sに40振るとS無振りアーマーガアが抜けるが努力値がかつかつで叶わず。性格をB下降補正にしてAの努力値をまわすくらいしか方法がない。要検討枠。
 参考元のアンダーソンさんの調整ではCが少し落としてSに振ってあるが、今季はナットレイの数が多く落とし切れないとサイクルが不利になってしまうことや、HSアーマーガアの存在がそこそこ多いことからSを抑えてCをナットレイ確定1発ラインまで伸ばした。
 基本的に相手のトゲキッスラプラスに後投げして相手のダイマを枯らす役割を担う。その他みがわりドラパに後投げしてバークアウトを打ったりヒトムに投げてサイクルの負荷を最小限に抑えたりする。
 また、後投げされるナットレイやアーマーガアをだいもんじで焼く動きは非常に強かったが、だいもんじが外れた際にナットレイ側からやどりぎを入れられてバンギラスが消耗し、本来の役割を果たせなくなることが多々あった為、ナットレイへの対策は別に用意すべきだったと感じた。(シーズン最終日ナットレイの処理ルートはバンギラスだいもんじか、ドリュウズ剣舞ダイアースしか無かった)
 チョッキを持っている以上ダイウォールを両立できないため、悪巧みを積んだトゲキッスを相手にするときなど非常に厳しい立ち回りを強いられた。また、上位勢のトゲキッスは一度悪巧みを積んでいても、こちらのダイマックスを読んで裏に引き、2サイクル目以降にこちらが受からない状態を作り出してからダイマックスしてくることがあるため、現在それを逆手にとったステルスロックの採用なども視野に入れている(ダイマックス時ダイウォールになる)。その場合持ち物はロゼルの実(フェアリー半減実)などになりそうだが、ラプラス対面が安定しなくなってしまうので要検討事項である。
 もともとはラプラスミミッキュへの回答として用意したポケモンであった為、粘土ラプ+アッキミミのような構築への勝率は体感8割を超えていたので、ラプミミの並びに強いという点では非常に評価できると感じた。

 体感選出率2位 / 体感ダイマックス率2位

アーマーガア

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性格  :わんぱく
実数値 :205(252)-107-172(252)-×-106(4)-87
役割対象:エースバーンパッチラゴンを除く物理アタッカー全般
調整意図:漢のHBぶっぱ。

 はじめはビルドアップ型が強いと思ってHS弱点保険で使っていたが、物理受けに特化させないと、交代際に舞ってくるポケモンヒヒダルマに勝てないので古き良きHBオボン型での採用に落ち着いた。実際、ダイマックスに受け出して後切りダイマでも受かったり、対面から相手の攻撃を受けてオボンで回復し、後攻で鉄壁を打って相手の物理ポケモンを完封することができた。
 特に対ミミッキュに関しては無類の強さを誇り、アッキミミが増えてシャドクロを切った個体が多かったことも追い風となり、ラス1ミミッキュ対面を作り出した時点でその試合は99%白星が付くことが約束された。残り1%はドレパン急所だが、幸いなことに最終日は一度も当たらなった。
 エースバーンやパッチラゴンなど、もともとガン不利がつくポケモンは別にケアしていたが、ホルードやカジリガメなどはアーマーガアで無理やり見なければいけなかったので非常に辛かった。一度択に負けて彼らに†チュイィィィィ~~~ン†(:剣の舞)された試合は全抜きされて抗うことができなかった。シーズン7での課題である。
 もう一つ要検討事項として、挑発を持っているビルドアップガアであるが、どちらが先に急所に当てるか、みたいな地獄のゲームが始まってしまうのでこちらも対策案を考えたい。(選出に余裕がある場合は後述する珠ドリュウズで崩していけたが、どうしてもバンギガアヒトデみたいな選出を強いられることも多いので構築単位で見直したい。)

体感選出率1位 / 体感ダイマックス率1位

トリトドン

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性格  :おだやか
実数値 :218(252)-×-89(4)-112-147(252)-59
役割対象:水ロトム ギルガルド サザンドラ 特殊ドラパ
調整意図:漢のHDぶっぱ。(こいつ♀だけど)

 パーティー全体が受けよりのパーティーなのでこだわりトリック持ちが選出されやすい。100%トリックしてくる初手水ロトムへの明確な回答。ウオノラゴン入りにエラがみで試合を壊されるたびに何度もよびみずへの変更を考えたが、トリック持ちを選出された試合をイージーに動かせるので最後までねんちゃくで使用した、実際1最終日の8割を戦った1000位代ではよびみずでなくて困る事よりねんちゃくで拾われた試合のほうが多かった。ロトムにトリックされた瞬間、ドヤ顔でねんちゃくを自慢する時のトリトドンの後ろ姿ときたらそれはもう最高。
 半面、悪巧み型のロトムは相手にしていて非常に辛かった。ド忘れを積んでいるので基本的には抗えるが、常に悪の波動の急所と怯みにおびえなければならず、実際以上のような対面ができたときは体感5割くらいの確立でひるみか急所を引いて負けた。原因としてはやはりこちらのトリトドンロトム側への打点がないことが挙げられる。冷凍ビームの枠をクリアスモッグにすることも考えたが、サザンドラやドラパルトのみがわりを壊せなくなるので非常に悩ましいところである。みがわりを持ったドラゴンたちを他でケアしてトドンの技を変更するのが賢いかもしれない。

体感選出率4位 / 体感ダイマックス率5位

ドヒドイデ

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性格  :ずぶとい
実数値 :157(252)-×-224(252)-73-163(4)-55
役割対象:ヒヒダルマ エースバーン  物理ドラパルト アシレーヌ ギルガルド
調整意図:漢のHBぶっぱ。(こいつ♀だけど)(既視感)

 ヒヒダルマの技を見るために最終日前々日くらいに入れたポケモン。初手ヒヒダルマ対面では素引きされても仕方ないと思いながら絶対にトーチカを押していた。代わりに対面地震を撃たれた際には、次ターン絶対にヒヒダルマが交代してくるので、居座ってどくびしかねっとうを押してた。(今のところ事故が起こったことはない)
 B振りにした恩恵を受け、エースバーン対面絶対に負けなくなったり、ドリュウズ対面一度だけであれば熱湯火傷チャンスを頂けたりと、本構築に非常にマッチした型だったと思う。一度、ドサイドンに舞われるのがきつすぎて、突っ張って熱湯やけどに賭けたら、ドサイドン地震を耐えて熱湯が急所にあたり、そのまま降参頂いた試合があり、自覚の強さに震えながら対戦相手にごめんなさいした。
 またどくびしの使用感が非常によく、みがわりを割ることができずに勝てないドラパルトやアシレーヌに対して、明確な勝ち筋を用意できたのは非常に大きかった。同じ方法でラス1ラプラス対面毒殺しようとしたした試合は順当に零度を当てられて敗北したので、一撃技持ちのポケモンを何とかして早めに処理してしまえば、サイクル戦におけるこのポケモンの存在価値は一気に急騰する印象であった。(もともと高いけど)
 課題として、うずしお滅びホイホイであることが挙げられ、来期は何かしらの対策を打たなければ、本来の役割対象であるアシレーヌにボコボコにされてしまうと感じた。某有名実況者がきれいなぬけがら(絶対に控えのポケモンと交代できる)を持たせていたが、黒いヘドロを取り上げる勇気はないので、みがわりドヒドイデ等を試してみようかと思案中である。(みがわりを張るとうずしおのバインド効果を無効化できるらしい。試していないので詳しい仕様は知らない。)

体感選出率3位 / 体感ダイマックス率6位

ドリュウズ

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性格  :いじっぱり
実数値 :185-205(252)-86(44)-×-85-135(212)
役割対象:ピクシー (アーマーガア) (ナットレイ)
調整意図:通常時最速70族抜き/砂下でS↑↑パルシェン抜き/A特化余りB

 天然アッキピクシーがきつすぎて採用したが、もともとバンギラスと相性がいいこともあり、思いのほかハマって非常に重宝した。クレベースのいない受けループや壁展開キッス、アマガピクシーの並びなどに積極的に出していき、強引に交換読みを決めて舞って全抜きをしていた。ドリュウズを出さなければいけないパーティーはもともとこちらのパーティーが不利をとる場合が多くもともと勝つのが厳しいと割り切って多少強気に立ち回って強行突破するという姿勢が良かったのだと思う。
 パーティー全体があくびループに勝てないので持ち物をラムの実にしようかずっと悩んでいたのだが、珠の火力が欲しい場面が多くあり(アーマーガア対面や剣舞できない場合にトゲキッスと対面してしまった時など)、最後まで珠で運用した。今期はあくび展開メタが活発なシーズンだったと個人的には考えていたので、あくび展開と当たらないことで対策とするといった雰囲気で潜っていたが、実際あくび展開選出をされたときは負けてしまうことが多かったので次シーズンは次に紹介するカビゴンの代わりになれそうなHD火炎玉ピクシーでの対策を試してみたいと考えている。
 大事なところでいわなだれを外して負けた試合が結構あるので命中安定の岩技が欲しい定期。

体感選出率5位 / 体感ダイマックス率3位

カビゴン

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性格  :いじっぱり
実数値 :249(108)-148(140)-94(4)-×-161(244)-52(12)
役割対象:カットロトム 特殊アタッカー
調整意図:

HD:H奇数かつD振り切り
A :ダイアースがB4振りドリュウズに対してステロダメ込み確定1発
S :ミラー意識 

 構築の都合上、バンギラスにものすごい負荷がかかり一番多い負け筋として、バンギラスが相手のサイクル(ヒトムナットとか)によって疲弊し、裏から出てきたトゲキッスが受からずにそのまま全抜きされるといったようなパターンだったのでバンギラスのサポートができそうなポケモンを探していたところ、最終日共に潜っていたあるてま君(https://twitter.com/Luna_neoZ)から提案を頂き、パーティーに投入してみた。(提案助かりました…)そのため、語れることが非常に少ない。
 20戦ほど運用してみた使用感としては役割対象になり得るカットロトムに鬼火を入れられ、悪巧みの起点になってしまうのがきつかったのでこの経験を糧に来期はこの枠の試行錯誤をしていきたい。バンギラスの負担軽減という意味では正解択で、最低限、バンギラス疲労によるイージールーズの数は減ったと感じる。

体感選出率6位 / 体感ダイマックス率4位

4.選出・立ち回り・キツい並び

選出

再掲になるが概要は以下の通り。

パーティーコンセプト:特殊をバンギラスで受け、物理をアーマーガアで受ける。

基本選出 バンギラス アーマーガア@1
ロトム水 ギルガルド いたら トリトドン
ヒヒダルマ氷 ウオノラゴン アシレーヌ エースバーンいたら ドヒドイデ
パッチラゴン ピクシー いたら ドリュウズ
ロトム草 その他特殊ポケ多かったら カビゴン
※役割対象が分散していて、3体に絞ることが難しい場合は、バンギラス アーマーガアドヒドイデorトリトドンといった感じで無理やりサイクルを回しに行っていた。

初手におくポケモンアーマーガア ドヒドイデ であることが多かった。

立ち回り

 基本的には相手のポケモンに有利なポケモンを投げ続け、相手にダイマを切られたらこちらもダイマックスを切ってとめる、といった立ち回りでいわゆるサイクルによる勝ち筋を負った。相手が対面的な構築であればあるほど、交代によるこちらのサイクルの疲弊が起きづらく、勝ちやすかった。例えばホルードラプラスミミッキュのような並びは基本的に全ポケモンに対してアーマーガアで負荷をかけられ(ミミ以外にはボディプレ安定、ミミには後投げからでも勝てる)、ラプラスに対してはバンギラスの後投げで間に合う。このような試合運びをした場合は最後にアーマーガアで詰め切って勝ってきた。半面きついのが2サイクル1エースのような構築で、こちらのサイクルが疲弊したところをエースで全抜きされるという、相手のパーティーコンセプトをそのまま通されるような試合が多くあった。エースが物理型の場合はアーマーガアが羽で回復できるのでまだケアが効いたが、エースが特殊型の構築、例えばロトム炎ナットレイトゲキッスのようなものは、ボルトチェンジややどりぎのたねで否が応でもサイクルに負担がかかり、トゲキッスをとめるのに苦労した。
 そこで、このようなサイクル勝ちが狙えない相手に対するサブプランとして珠を持たせたドリュウズによる勝ち筋を用意した。その場合、選出はアーマーガアorドヒドイデバンギラス+ドリュウズのような形となり、基本的に前2匹でサイクルを回し、相手の選出を見てから隙を作ってドリュウズ剣舞して全抜きする形での勝利を目指した。この選出をしたときの理想的な勝ちパターンとしては、交代読みを決めて舞うか、バンギラスを相手のポケモンに倒させて、砂がある状態でダイマックスする形になるが、相手のサイクルパワーが大きいときには普通にバンギラスアーマーガアダイマを切って相手のポケモンをとめ、最後に裏のドリュウズにアイへ地震を打ちまくってもらっていた。

 パーティー単位で何も対策していない()あくび展開に関しては無理にサイクルを回してもただこちらが疲弊するだけなので、あくびにドヒドイデをあわせてどくびしを撒いてそのまま眠らせ、あくびポケモンを後ろに下げてくるタイミングでバンギラスアーマーガアを合わせ、強引に対応していた。この際、ドヒドイデはクッションか、最後に相手のパーティーを毒殺するための自己再生マシーンとして活用された。

きついポケモン

①積みポケ全般 → トゲキッス ロトム水 カジリガメ ホルード アーマーガアetc…

悪巧みしたのにドヤ顔で帰っていくトゲキッスを悲しい顔で見送るバンギラス
悪巧みロトム水ロトム炎ロトム草はド忘れトリトドンに急所当ててくる。有効打ないから試行回数めちゃ稼がれるから仕方ないけど、一回急所に当ててから確実に落とすためにダイマックス切ってくるの凄く悔しい。
カジリガメにチュイィィィィンされたら試合壊れる。雨1.5倍補正強すぎ。
ちからずくホルードは特性もずるいけどサブウェポンが炎か電気なんで次のダイマ技受かりません。
挑発あるビルドアーマーガアはこちらのアーマーガアのボディプレが急所に当たらない限り負け。

②あくび構築  → カビゴン コータス ブラッキー カバルドン
上記で説明した通り、当たらないことで対策としていたのできつくて当たり前。
ナットレイ  → ナットレイ (S6を舐めていたのかもしれない)
なんとパーティーに特殊炎技持ちがバンギラスしかいません。純粋に宿り木がきつい。
④ドラパルト  → ドラパルト(8世代を舐めていたのかもしれない)
型多すぎ。型判別できたころにはもうやりたいことやられてる。

まあこの辺はS7で少しずつ改善していきたい…涙

 

5.感想

 最高は最終日6:00頃の835位、最終はレート1918の1206位だった。

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 初めて環境を把握して、環境をメタれるポケモンを探して、パーティーコンセプトを決めて、めちゃくちゃメモして、構築記事読み込んで、と本気でポケモンに打ちこんだシーズンだった。これまでは中途半端な知識で中途半端にパーティーを組んで雰囲気で試合に臨んでいたが、周りにいる強いポケ勢の皆々様に触発され、今期本気で取り組んでみて良かったと思う。時間も溶けたし対戦していて辛い時間もあったが、それ以上にパーティーの組み方や勝ち筋の追い方をハウツーという形で自身の経験にフィードバックできたことは、大きな財産であった。何より、こんな自分でも高みを目指せるということが実感できて、その実感が今後への自信となり、踏み台となる予感がした。
 一方で最終3桁に乗せるという目標は叶わず、非常に悔しい気持ちも感じた、一度最終日明け方に3桁順位にはタッチしており、格上順位の対戦相手にも勝てていただけに最後勝ちきれなかったことに対する自身の力不足というものを切に感じた。3桁に乗った時点で保存しなかったことによる後悔はないので、次シーズンでは最後に勝ちきれなかった本シーズンでの経験を糧に、絶対に3桁に乗せたいと思っている。
 最後に今回の構築を組むにあたって、何時間も通話に付き合ってくださったあるてま君(https://twitter.com/Luna_neoZ)とクリフと君(https://twitter.com/kurifuto_po_bo)、最終日共に戦ってくれたあるてま君とコウイチ君(https://twitter.com/kouichi_poke)、そしてこれまでミエイchを見に見てくださった全ての皆さんにこの場をお借りして御礼申し上げたく存じます。本当にありがとうございました。みなさん次シーズンも頑張りましょう!構築相談に乗ってくれた二人は共に結果を残して構築記事を執筆されているのでこちらで紹介させてください。皆さんもご一読頂けたら幸いです。

ultimapoke.hatenablog.com

kurifuto-mpk.hatenablog.com

エピローグ

 と、いうわけで人生初の構築記事をしたためさせて頂きました!最終日に録った対戦の様子を今後少しずつ編集して以下のチャンネルでアップしていきたいと思いますのでもしよければ是非見てやってください!

www.youtube.com また、本記事とは全然関係ありませんが、現在毎週水曜日にランクマ準拠の仲間大会「ミエイ杯」を開催しております。パーティーの調整などを目的に参加される方が多くいらっしゃいます、もしよければ是非こちらの大会へのご参加も検討されてみてはいかがでしょうか!最新の大会要綱はこちらのみえブロ!@Pokemonから確認確認することができます!

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 大会開催の経緯につきましてはこちらでアナウンスしておりましたので、是非ご覧ください!ちゃっかり宣伝でした☆
 何かお気づきの点がありましたら、私のTwitterミエイ(@Miei_pokemon) | Twitter」やこちらのブログに併設されているお問い合わせフォーム「お問い合わせフォーム - みえブロ!」までご意見お寄せいただけますと幸いです。
 それではこの辺で筆の方を置かせて頂きます!ここまで読んでくださった全ての読者さんに感謝です。

 

2020年6月2日(火) ミエイ